今回は歯並びの治療についてお話していきます(*^_^*)
最近小さいお子様がいらっしゃる親御様から子供の歯並びがガタガタしているとよくご相談を受けます。
このガタガタ…「叢生(そうせい)」と呼ばれ、歯が重なったり、ねじれていたりとさまざまです。
では、どうして歯並びが悪くなったのでしょう?
つまり成長途中で正しいアゴの大きさに成長できず、アゴが小さいので歯が並びきれずにガタガタします。
まずは正しいアゴの大きさに成長させる事が一番大切です。
アゴの成長は「かむ」ことからはじまります。
食材はよくかむために大きく切り、固いものだけではなく歯ごたえがあるものを選んで食べましょう。
食事中の姿勢に気を付け、せかさないようにしましょう。
また正しい成長のためにも体のバランスを崩す生活の悪いクセはやめましょう。
(指しゃぶり、口が開いている、唇をかむ・なめる、うつぶせ寝、猫背、頬杖をつくetc…)
そして正しい成長で足りない部分を装置を使った治療でサポートします。
それが床矯正の歯並び治療です。
床矯正は入れ歯に似て取り外しができる装置を使います。
装置の取り外しができるので虫歯のリスクも少なく、たくさんのメリットをもつ治療です。
装置についているネジを巻いて、少しずつ歯を動かしたり、アゴを広げたりします。それによって歯が並ぶスペースができます。
治療開始の時期は6歳臼歯(6番目の歯)が生えた後で、犬歯が生えかわる前までに広げ終えるのが理想的です。
だいたい早いお子さんで年長さんから始めていて、遅くても小学校3,4年生頃までには始めなければ床矯正治療ができなくなります。
食事や生活習慣の改善を行い、早期に治療を行えば治療期間も費用も少なくてすみます。
早めに治療を始めても装置をつけなかったり、アゴの正しい成長を行う努力をしなければ治療もどんどん遅れてお金も時間も余分にかかります。
床矯正は歯科医院に通っていれば治るわけではありません。
あくまでも治療の主役はお子さんご本人です。
治療を進めるためにも自分でできる事は自分で行うことが大切です。